「闇バイトから若者を守ろうプロジェクト」として、専用のLINEアカウントを立ち上げた

LINEヤフーなどが加盟する全国SNSカウンセリング協議会(東京・港)は5日、闇バイト関連の相談窓口を開設したと発表した。同日から2026年1月末まで、29歳までの若者やその保護者などが闇バイトや特殊詐欺に関する悩みをLINE(ライン)で無料相談できる。若者が一人で抱え込む前に、安心して相談できる体制を整える。

「闇バイトから若者を守ろうプロジェクト」として、専用のLINEアカウントを立ち上げた。午後6時から午後10時にかけて、同協議会に登録するカウンセラーがチャットで相談に対応する。カウンセラーは相談者の状況や感情の整理を聞き取るほか、必要に応じて家族や警察への相談を促す。

相談は匿名でも応じる。緊急性の高い場合を除き、相談者の同意なしに個人情報や相談内容を外部に公開することはないという。

警察庁によると、闇バイトへの応募者らへの保護措置をとった件数のうち、10〜20代が約7割を占めている。10〜20代が特殊詐欺の被害者になるケースも増加しており、相談しやすい窓口に早期に相談することで、被害の未然防止にもつながるとみる。

同協議会は2017年にLINEヤフーとトランスコスモスが設立した。

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