西日本鉄道は5日、子会社の宗像西鉄タクシー(福岡県宗像市)を2026年3月31日付で解散すると発表した。同社は新型コロナウイルス禍以降1000万円程度の営業赤字が続くなど業績が低迷している。従業員も不足し事業継続が難しいとして解散を決めた。
26年3月期は1500万円の最終赤字を見込む。同社はタクシー16台のほか、コミュニティーバスや予約制のオンデマンドバス「のるーと」用の車両を2台保有している。運転手など21人の従業員は西鉄グループの他のタクシー会社での再雇用、同業他社への転職支援を進める。
バス事業はグループ企業や地域の交通事業者に引き継ぎ、路線を継続できるよう検討している。
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