
群馬県太田市は8日、市内のSUBARU(スバル)群馬製作所と包括連携協定を結んだ。災害対策や交通安全、ダイバーシティー(多様性)推進などで協力する。両者は2024年6月にスポーツ振興に関する包括連携協定を結んでおり、新たな協定で連携領域をさらに広げる。
スバルは災害時に工場の駐車場を車中避難スペースとして提供することを検討するほか、被災者への携帯電話の充電、外国人従業員への行政情報の伝達といった協力を想定する。市も電動車の普及やものづくり人材育成などの施策を進め、スバルや取引先の部品メーカー各社による人材採用の環境づくりなどにも協力する。
群馬製作所の福水良太所長は締結式で「太田は創業の地だ。ダイバーシティー、渋滞対策、電動車普及などでの協力はサプライヤーを含め企業活動にプラスに働く」と語った。人材の確保に向けて市と連携し「スバルで働きたい、太田に住みたいという人を増やしていく」と意欲を示した。
穂積昌信市長は「当初の協定はスポーツのみだったが7項目を追加した。市の発展のため、必要であれば他にも協力したい」と話した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。