ヤマダホールディングス(HD)など家電量販5社の11月の売上高(全店ベース)が8日出そろった。全社が前年同月に比べて増収となった。気温が下がり、エアコンの販売が伸びた。東京都の省エネ家電の補助制度が下支えした。米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」の更新需要でパソコン(PC)の買い替えも進んだ。

最も増収率が高かったのは上新電機で、全店売上高は21.9%増だった。エアコンが21.8%増、PCが24%増とけん引したほか、携帯電話も23.9%増と好調だった。

ビックカメラもエアコンが好調で、全店売上高は9.7%増だった。「カービィのエアライダー」など人気タイトルが11月に複数発売され、任天堂のゲーム機「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ・ツー)」の販売も伸びた。エディオンは7.7%増、ヤマダHDは6.3%増、ケーズホールディングスは4.1%増だった。

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