
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が10日発表した11月の中古車登録・届け出台数は、前年同月比8%減の46万6023台だった。2カ月連続で前年同月を下回った。新車の買い替えの減少に伴い下取り車両の流通が減った。
自販連がまとめた11月の中古車登録台数は9%減の26万4181台だった。全軽自協が発表した同月の軽中古車販売台数は7%減の20万1842台となった。
自動車販売の業界団体が1日発表した11月の国内の新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比5%減の36万9721台。前年実績を下回るのは5カ月連続だった。新車の購入が落ちたことで、そのまま中古の減少につながった。
中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)によると、11月の出品台数は3%減で14カ月ぶりに前年同月を下回った。成約台数は前年同月に比べて4%増だった。成約車両単価は129万7千円と前年同月より10%伸び、3カ月連続で前年同月を上回った。
中古車の供給減によって出品は減っているものの、中東、ロシア、アフリカなどへの輸出向けの需要は依然として強い。需給が引き締まり、中古車の競売価格は高止まりが続いている。
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