
花王は10日、主力のスキンケアブランド「ビオレ」で日焼け止めや汗ケアといった3商品を2026年に発売すると発表した。紫外線量の増加や高温多湿など環境の変化を背景に、使用感の良さや不快感の軽減など猛暑下の快適ニーズに応える。
日焼け止め「ビオレ呼吸感ベールUV」(70グラムで1430円)を2月7日に全国で本格発売し、アジアでも順次展開する。スフレクリームのようにふわっと肌に広がり、べたつかず軽い使い心地を実現した。高い紫外線防御力と洗い落としやすさも両立する。
汗ケア「ビオレZero ミスト」(60ミリリットルで970円)は肌に吹きかけると、ミスト成分が汗の水分を素早く蒸散させて撥水(はっすい)塗膜をつくり、直後からさらさら感を得られる設計だ。日本とアジアの一部のドラッグストアで3月から先行発売する。同シリーズの汗拭きシート(20枚入りで530円)も汗の蒸散を早める仕様に改良した。
10日、熱中症対策品として「ビオレ冷タオル」を法人向けに販売する事業を26年に本格化することも発表した。メントールを配合した使い捨てシートで、肌の表面温度を約1時間にわたり3度下げる。労働安全衛生法の省令改正で全企業に熱中症対策が義務づけられる中、屋外作業の多い建設現場などで需要が高まっている。大容量パックでの納品に対応し、暑さの厳しい作業現場での対策を後押しする。
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