加賀田組と長岡高専が共同開発した「ロードコーン持ち上げ具」

建設業の加賀田組(新潟市)は、長岡工業高等専門学校(新潟県長岡市)と共同で工事現場などで使用する道路用のコーンを持ちやすくする工具を開発した。このほど、特許庁に特許も出願した。工事現場では女性技術者が増えていることに加えて、技術者の高齢化も進む。老若男女がコーンを持ちやすくすることで、労務負荷の低減につなげる。

加賀田組によると、工事現場や道路工事の車線規制などに使用されているコーンは、円すい形状で表面が平滑なため、軍手などを装着していると滑りやすかったという。長岡高専と開発した「ロードコーン持ち上げ具」は、コーンの上部に差し込んで引っかけることで簡単に持ち上げることが可能だ。

コーンの上部に引っかけて使うことで、簡単に持ち上げることができる

共同開発は2024年7月からスタートし、25年9月に試作品が完成した。加賀田組の社内で開催した企画改善提案発表会では最優秀賞を受賞した。特許庁への出願に加えて、新潟県の「Made in 新潟 新技術普及・活用制度」への登録も目指している。

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