
ホンダは11日、新たな排ガス基準に対応した「スーパーカブ110 Lite」など3車種を発売した。従来の原付き1種と比べ出力が上がり、走行の安定性が増した一方で価格は3~4割上昇した。受注や従来の原付き在庫の状況などを踏まえ全国の販売店に順次入荷する。
価格はスーパーカブ110 Liteが34万1000円で50ccのスーパーカブと比べ38%高い。同日発売した「スーパーカブ110 プロ Lite」は43%増の38万5000円で、「クロスカブ110 Lite」は30%増の40万1500円となった。
11月から新規制が導入され、従来の50cc原付きは10月末をもって生産を終了した。新基準対応車は原付き1種に分類されるため、原付き免許で乗れる。最高出力が従来の2.7キロワットから3.5キロワットに上がり、坂道での走行性能や加速性が増した。
国内で対応車種を展開するのは現時点でホンダのみで11月にはスクーターの「Dio110 Lite」も発売していた。ヤマハ発動機は2026年前半にも対応車に関する発表をするとしており、スズキは新原付きの対応について明らかにしていない。
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