日本船舶輸出組合(東京・港)が11日発表した11月の輸出船契約実績(受注量)は前年同月比2.6倍の61万総トンだった。2カ月ぶりに前年同月を上回った。受注隻数は18隻で、内訳はコンテナ船など貨物船が2隻、鉄鉱石などを運ぶばら積み船が16隻だった。タンカーは受注がなかった。

4〜11月の受注隻数は120隻で、受注量は前年同期比30.3%減の532万総トンだった。国際海事機関(IMO)が進めていた船舶の温暖化ガスの排出規制の採択が延期となり、船主は次世代燃料船の発注を手控えているとみられる。

11月末時点の手持ち工事量は2898万総トンで約3.5年分に相当する。船を建造する船台が足りない状況が続いており、受注を取りこぼしている。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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