トップカルチャーが11日発表した2025年10月期の連結決算は、最終損益が7億3100万円の赤字(前の期は7億1700万円の赤字)だった。不採算店舗の閉店や売り場の見直しなど構造改革を進めたが、閉店に伴う減損などが発生したため赤字額が増えた。売上高は前の期比6%減の173億円だった。
主力の蔦屋書店事業の売上高は8%減の154億円だった。商品別では書籍が7%減、雑貨・文具が4%減と苦戦した。一方、飲食事業は書店に併設するタリーズコーヒーが好調で6%増加した。ゲーム・トレーディングカード事業は33%増となった。書店以外の事業は好調に推移した。
26年10月期の連結見通しは、売上高が前期比5%増の182億円、最終損益は1億6400万円の黒字を見込む。店舗撤退などの費用が減少するほか、書店に併設するタリーズコーヒーの売り上げを伸ばす。営業損益は21年10月期以来の黒字転換を目指す。
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