
第11管区海上保安本部(那覇)と沖縄セルラー電話、沖縄電力など通信、電力7社は12日、海上保安庁の那覇航空基地で災害時の通信復旧などを想定した訓練を実施した。離島での災害を念頭に、各社はヘリコプターの限られたスペースで通信機器などの積み下ろしを行った。
海保と各社はインフラ復旧や資機材輸送で協力する協定を結んでおり、毎年形を変えて訓練している。今年は船舶や大型機に比べ機動的な対応が可能なヘリコプターを選んだ。各社は搭乗人員や燃料を考慮し、資機材の重量を200キログラム以内に抑えた。
ソフトバンクは避難所での通信確保を想定し米スペースXの衛星通信網「スターリンク」のアンテナを含む小型通信システム、小型発電機とガソリンを持ち込んだ。九州ネットワーク技術部の菊地健吾部長は「災害時に通信がつながらない時間をなるべく短くし安否確認などを容易にするため、スピード感を大事にしたい」と述べた。
【関連記事】
- ・ドクターいなくなる孤島 人口減でインフラ維持困難、安保にも影
- ・沖縄電力、ガス火力発電を新設 32年度に運転開始
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。