
フィルムメーカーの大倉工業は12日、フィルム加工会社のフジコー(香川県丸亀市)を買収すると発表した。2026年1月にフジコーの全株式を取得する。買収額は非公表。フィルム製造から加工までを一貫して行う開発・生産体制を確立し、事業拡大を目指す。
フジコーは1974年設立の印刷・加工会社。自動車や情報電子、半導体関連などの分野でフィルムのコーティング技術などをもつ。24年12月期の売上高は96億円、純利益は4億6500万円。
大倉工業の24年12月期売上高は811億円。27年までに売上高930億円を目指している。自動車や半導体関連製品の材料になったり、それらの製造過程で使われたりするフィルム事業を成長分野に位置づける。大倉工業による買収は1994年ぶりだという。
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