東京大学の胡桃坂仁志教授

公益財団法人の島津科学技術振興財団(京都市)は15日、2025年度の「島津賞」に東京大学定量生命科学研究所の胡桃坂仁志教授を選んだと発表した。遺伝子情報を折り畳んで格納する構造「クロマチン」の現象を試験管内で再現し、機能や構造を解析する手法などを開発した。遺伝子治療の創薬に貢献を期待できる点を評価した。

同賞は科学計測分野を中心に成果を上げた研究者を表彰する。胡桃坂氏には副賞として500万円を贈る。若手研究者向けの「奨励賞」には東京大学大学院医学系研究科の岡田随象教授ら3人を選出した。表彰式は26年2月に京都市内で開く。

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