串カツ田中ホールディングスの貫啓二会長

串カツ田中ホールディングス(HD)は15日、創業者の貫啓二会長(54)が16日付で会長兼社長に就任する人事を発表した。2022年に会長に就いて以来約3年ぶりに社長に復帰する。坂本寿男社長(49)は退任する。創業者の貫氏のもとで洋食レストランなどの新しい収益源の育成や海外事業の拡大を進める。

同日開いた取締役会で決めた。串カツ田中HDは社長交代の理由について坂本氏から「一身上の都合により社長および取締役を辞任したい旨の届け出があった」としている。

貫氏は02年にケージーグラッシーズ(現・串カツ田中HD)を設立。16年には東証マザーズ(現東証グロース)に上場した。22年に社長を退き代表権のある会長に就任していた。今回の人事で串カツ田中HDは貫氏と坂本氏の代表取締役2人体制から貫氏の1人体制となる。

串カツ田中HDは「(貫氏に)経営を集中させることで、機動的な経営判断を行う体制を確立していく」とコメントした。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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