北陸鉄道(金沢市)は16日、石川県内の9市町を走る路線バスで2026年2月1日から運賃を引き上げると発表した。同日、北陸信越運輸局が同社の上限運賃の変更を認可した。主要区間の1つである金沢駅から金沢市中心部の香林坊への運賃は現行の210円から220円となる。

子会社の北鉄金沢バス(金沢市)、北鉄白山バス(石川県白山市)、北鉄加賀バス(石川県小松市)を含めた4社が上限運賃の変更を申請していた。各社ともに申請は認可された。
一部区間を除き、北陸鉄道、北鉄金沢バスと北鉄白山バスで10円、北鉄加賀バスで30〜40円引き上げる。金沢市や隣の野々市市、県南部の加賀市など9市町を走るバスが対象となる。
北陸鉄道は収益悪化や乗務員の雇用条件の改善などを理由に上限運賃引き上げを申請していた。能登地域の路線バスを運行する北鉄能登バス(石川県七尾市)については、「上限運賃変更の申請を検討しているが、現時点で時期は未定」としている。
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