三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は16日、亀沢宏規社長(64)の後任として三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取(60)を昇格させる人事を発表した。次期頭取には大沢正和専務(57)を充てる。亀沢氏はFG会長に就く。来年4月1日付。「金利のある世界」到来を追い風に過去最高益を上げる中、新体制で一段の成長を目指す。
トップ交代はFGが6年ぶり、銀行は5年ぶり。昨年末に新体制を決める見通しだったが、元行員が貸金庫から顧客の資産を盗む事件が発覚し、先送りしていた。証券持ち株会社と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の社長には、銀行の関浩之副頭取(57)を充てる。
半沢氏は記者会見で「未来を切り開く強い金融サービスグループに向け、挑戦を続けていきたい」と抱負を語った。
記者会見を終え撮影に応じる(左から)関浩之氏、半沢淳一氏、大沢正和氏=16日午後、東京都千代田区
記者会見する三菱UFJフィナンシャル・グループの半沢淳一次期社長=16日午後、東京都千代田区
記者会見する三菱UFJ銀行の大沢正和次期頭取=16日午後、東京都千代田区
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