アサヒグループホールディングス(GHD)は17日、英酒造大手ディアジオから東アフリカの酒類事業を計4654億円で買収すると発表した。ケニア、ウガンダ、タンザニアの3カ国で、ビールやスピリッツを販売する。3カ国のビール市場は近年堅実な成長が続いているとして、人口増加や経済発展を背景に今後も高い収益性が見込めると判断した。
アサヒGHDのアフリカ進出は初めて。ディアジオの関連企業を買収し、3カ国の酒類事業を統括する「イースト・アフリカン・ブルワリーズ」(EABL)の経営を掌握する。買収手続きは2026年後半に完了する見通し。
EABLは現地で人気が高いビールやスピリッツのブランドを豊富に取りそろえているほか、ディアジオから黒ビール「ギネス」などの供給も受ける。アサヒGHDは今回の買収を通じ、海外事業の拡大に弾みを付けることを目指す。
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