三菱UFJ銀行は19日、日銀が同日に追加利上げを決めたことを受け、普通預金金利を0.2%から0.3%に引き上げると発表した。0.3%は合併前の旧行時代の1993年2月以来、33年ぶりの高水準となる。住宅ローン利用者の約8割が使う変動型金利の指標となる短期プライムレート(短プラ)も引き上げる。いずれも2026年2月2日から適用する。

日銀が19日の金融政策決定会合で政策金利である無担保コール翌日物レートの誘導目標を0.25%引き上げて0.75%にすると決めたことを踏まえた。普通預金金利の引き上げは25年1月の利上げを受け、同年3月に引き上げて以来となる。

短プラも政策金利の上昇分を反映し、年1.875%から2.125%に引き上げると発表した。短プラは変動型住宅ローンの基準金利の指標になる。新規の借り入れ分は26年3月から、既存利用者は来春の返済分から、新たな短プラを反映した基準金利となる方向だ。短プラ上昇により、住宅ローン利用世帯の負担感は一段と増すことになる。

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