大塚製薬が実施しているイベントのVRゴーグルを使った体験の様子(19日午前、東京都新宿区)

大塚ホールディングス(HD)傘下の大塚製薬は19日から介護をテーマにしたイベントを19日から都内で実施している。仮想現実(VR)を用いて、家族と介護について話し合う疑似体験ができる。新宿駅近くで開催しており、開催時間は午前11時〜午後6時、期間は21日まで。参加費は無料。

大塚製薬は介護や認知症の啓発に力を入れる。同社ポートフォリオマネジメント室の大西弘二氏は「年末の帰省の前に、VR体験を通して家族ともしもの時を話し合うきっかけをつくることが狙い」と話す。経済産業省による、介護について話しやすい社会にするための公募事業の一環として実施する。

同社はVR開発のジョリーグッド(東京・中央)と共同で、VRサービス「FACEDUO(フェイスデュオ)」を手がける。これまでに認知症患者の家族向けに学習コンテンツなどを展開している。

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