上下に動くプランターを採用、通常の1.5倍程度にあたる約5万株のイチゴを栽培できる(19日、島根県出雲市)

農業法人のTSK農縁(松江市)は2026年1月7日に、出雲大社(島根県出雲市)近くにイチゴ農園「出雲ICHIGO縁」を開設する。ビニールハウスの農場でイチゴ狩りを楽しめる。体験型の観光施設の新設で、出雲大社周辺での観光客の周遊につなげる。

19日、関係者向けの内覧会を開いた。約2ヘクタールの敷地にイチゴ狩り用のビニールハウス2つ(計5100平方メートル)を設置。イチゴのスイーツなどが購入できるショップや、カフェも併設する。

上下に動くプランターを採用して栽培スペースを拡大、通常の1.5倍程度にあたる約5万株のイチゴを栽培できる。太陽光やバイオマスなどの再エネを活用し、必要電力の大半を賄う。

TSK農縁は26年1月、出雲大社近くにイチゴ農園「出雲ICHIGO縁」をオープンする

イチゴ狩りの実施期間は11月下旬から6月上旬ごろまで。閑散期対策としてショップは通年で営業するほか、イベントなども実施する。

出雲大社には多くの観光客が訪れるが、出雲市内での滞在時間をいかに延ばすかが課題となっている。「近隣の島根ワイナリーなどとも連携し、周遊型の観光を後押ししたい」(清田睦人社長)とする。

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