小田急電鉄は海老名駅周辺の開発を進める(2棟完成後のイメージ)=同社提供

小田急電鉄は19日、海老名駅(神奈川県海老名市)周辺に建設する2棟の施設計画を決定したと発表した。子育て世帯向けの商業施設と温泉やホテルが入る施設を建てる。周辺には同社が既にオフィスビルやタワーマンションを整備しており、同市で増加する子育て世帯の需要を取り込む。

2027年春に開業を予定する「ファミリー棟(仮称)」は地上5階建て。共働き世代を想定して保育園や学童保育、グローバル教育などの学習環境を備える。ペットと暮らす家族向けに動物病院やペットホテルなどの機能も設ける。

28年に開業予定の「ホテル温浴棟(仮称)」は地上12階建て。地下1300メートルから湧き出る温泉を楽しめる日帰り温浴施設や約120室のホテルなどからなる。周辺で働く人や家族連れ向けに、大浴場のほか大型のサウナや家族風呂も設置する。

小田急電鉄は15年に小田急海老名駅とJR海老名駅の間に広がるエリア「ViNA GARDENS(ビナガーデンズ)」の開発計画を発表。約3万5000平方メートルの敷地の開発を進めてきた。担当者は「周辺のにぎわい作りを継続していきたい」と話した。

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