EV「サクラ」㊧と「GREEN JOURNEY びわ湖」の関係者(26日、大津市の滋賀県庁)

滋賀県は日産自動車、日本旅行などと連携し、電気自動車(EV)を活用した新たな旅行プランを立ち上げた。JRと県内7軒から選べる宿泊施設のセット商品に、県の助成で利用料金が割安になるEVレンタカーを組み合わせる。環境に配慮しながら琵琶湖周辺を巡るのには便利だ。27日に専用サイトで予約の受け付けを始める。

プラン名は「GREEN JOURNEY(グリーン ジャーニー) びわ湖」で、旅行会社や関係自治体などでつくる枠組み「GREEN JOURNEY」のウェブサイトで予約する。県南部の「日産レンタカー草津駅前店」に日産のEV「サクラ」1台を用意し、ニーズがあれば増やしていく方針だ。最大で通常の半額程度の料金で借りられるという。

26日に大津市の滋賀県庁で開かれた記者会見によると、スマートフォンのLINE機能を通じたデジタルスタンプラリーで県内5ポイントを全部回れば特典がある。日産は主力商品の一つであるEVの普及を目指し、今回の新プランに参加した。

日本旅行は「エコ」をテーマにした旅行商品の組成と販売の拡大を目指し、環境保全を重視する滋賀県のような自治体との関係を深めている。同社の担当者は会見で「手応えがあれば、将来は環境関連の教育旅行や企業研修にもノウハウを応用したい」と述べた。

関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。