パーソルグループで技術サービスを手掛けるパーソルクロステクノロジーは、専門的なプログラミング作業を必要としない「ローコード」や「ノーコード」の開発ツールを導入した企業向けに、コスト改善やセキュア（安全）な運用を支援するサービスの提供を開始した。

新サービスの名称は「ALM運用支援 for Power Platform」。米マイクロソフトのローコード/ノーコード開発ツール「Power Platform」向けのサービスで、同ツール導入後のコスト増加や業務アプリの乱開発、セキュリティー対策といった課題の解決を支援する。

新サービスでは、使われなくなった業務フローや乱開発によるアプリ増加といった課題に対し、組織内のアプリの自動カテゴリー分けと類似アプリの自動検知機能を開発して導入する。類似アプリの機能を抜き出して共通部品化することで、アプリ開発の効率化と標準化を促す。

独自開発による実装やメンテナンス性の低いアプリを標準化し、開発のベストプラクティス（最善の手法）を提供する。共通部品化の開発を支援することで、技術的負債の蓄積を防ぐ。また適切なデータ損失防止ポリシーの導入・管理を行い、データ漏洩のリスクも低減する。

このほか、組織全体で知識や経験を共有する取り組みや、ライセンス利用状況を把握・確認して無駄なライセンス割り当てによるコスト増加を抑制する取り組みも支援する。

IT（情報技術）人材不足やデジタルトランスフォーメーション（DX）推進を背景に、非エンジニアでもアプリを作成できるローコード/ノーコード開発ツールが急速に普及している。一方で、専門知識がなくてもアプリを簡単に作成できるがゆえの課題が顕在化している。

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