
全国の八幡社の総本宮として知られる宇佐神宮(大分県宇佐市)の門前商店街にあるカフェ「KURU」が三和酒類や四ツ谷酒造など同市内の7つの酒蔵とコラボし、麦焼酎・日本酒風味のドリップパックコーヒー「うさ七蔵スペシャルティー珈琲」を開発した。
焙煎(ばいせん)前のコーヒー豆を焼酎や日本酒に漬け込んで風味をつけた。アルコール分は焙煎時に揮発するため同商品のアルコール度数は1.0%未満でノンアルコール飲料扱いになる。
KURUは今年5月に同神宮で行われた将棋名人戦第4局で挑戦者の永瀬拓矢九段が3回も注文した「苺(いちご)みるくフラッペ」でも知られる。KURUのコーヒー職人、西山元樹さんが7つの酒蔵の焼酎や日本酒に合うスペシャルティーコーヒー豆をそれぞれ選び、漬け込んで焙煎した。
コーヒー業界では現在、コーヒー豆を果物やスパイス、酒などに漬け込んで独自の風味を加えるインフューズドコーヒーが注目されている。西山さんは「焼酎風味のインフューズドコーヒーは全国的にも珍しいと思う」と話した。

今月末からKURUなどドリップパック7個入り(2800円)などの販売を始めるのに先立ち、西山さんらが22日、佐藤樹一郎県知事を表敬訪問した。試飲した佐藤知事は「特に日本酒の風味が際立っている」と話した。
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