博報堂は26日、スポーツ選手のマネジメントを手掛けるアミューズ子会社を買収したと発表した。足元では海外で活躍する日本人選手が増え、国際的なスポーツ大会への注目が高まっている。サッカー日本代表の三笘薫選手など著名選手と契約する代理店を傘下に収め、米大リーグや欧州サッカーで選手の広告起用やライセンス事業を本格的に進める。

博報堂が完全子会社を通じてアミューズスポーツホールディングスの株式の66.7%を取得し、「博報堂アスリートソリューション」に商号変更した。買収額は非開示。

米カリフォルニアを本拠地とする同社は約40人のアスリートと契約するアスリートソリューション(東京・港)と、米国法人アスリートソリューションUSA(カリフォルニア州)の持ち株会社。

3社の最高経営責任者(CEO)には博報堂DYスポーツマーケティングの豊下哲執行役員が就く。これまでCEOを務めていたプロ野球選手の著名交渉代理人、団野村氏は最高執行責任者(COO)兼会長に退く。

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