
三井不動産は23日、生成AI(人工知能)で自社開発した「社長AIエージェント」を12月に導入したと発表した。チャット上で質問すると、社長の過去の発言や経営戦略などを学習したAIが社長の代わりに回答する。社員が業務でAIを活用するきっかけにする。
12月から全社で利用を始めた。社長AIエージェントを米マイクロソフトのチャットツール「チームズ」内に設置し、社員が問い合わせや相談を送ると回答を得られる。AIには植田俊社長の経歴や過去の発言内容、会社の経営計画のほか趣味のようなプライベートな情報も学習させた。
例えば「社長として大事にしていることは何ですか」と聞くと「人を信じて、ワンチームで妄想・構想・実現していくことです」と答える。「植田さんの趣味は」と尋ねると「最近の休日は1日はゴルフ、もう1日は家族と過ごすが基本形」と教えてくれる。
三井不はDX本部長版のAIエージェントも開発した。実在のDX本部長の思考や事業戦略を学んだAIが相談に対する応答や資料の評価などを代行する。社員がDX本部長に資料説明をする前にAIエージェントで確認することをルール化したところ、資料の作成や修正にかかる時間を平均30%減らせた。
チャットに入力した文章構成をもとにパワーポイント資料を自動作成してくれるAIも導入し、業務効率化につなげる。
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