
日本オラクルが23日発表した2025年6〜11月の単独決算は、税引き利益が前年同期比2%増の299億円だった。親会社の米オラクルに支払うデータセンターの利用料などの費用は増えたものの、主力のクラウド事業が好調だったことで吸収した。
売上高は7%増の1346億円、営業利益は2%増の426億円だった。企業向けの基幹業務システムではオンプレミス(自社所有)からクラウドへの移行が進んだ。クラウドの売上高は38%増と大きく伸びた。ハードウエアは5%減だった。
26年5月期の業績見通しは売上高が前期比6〜10%増、1株当たり純利益は490〜505円(前期は473円98銭)との見通しを据え置いた。期末配当は未定としており、同社は「クラウド移行の過渡期で利益の着地点が見えにくい。期末に配当の方針を決定する」と説明している。
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