
フィルムメーカーの大倉工業は、香川県まんのう町や仲南町森林組合(まんのう町)、香川県森林組合連合会など4者と連携協定を結んだ。大倉工業は国が認証する二酸化炭素(CO2)排出削減枠「J—クレジット」を森林組合から購入し、自社が排出するCO2の相殺に充てる。森林組合は販売代金を森林保全に使う。
2025年4月からの10年間分、同町内の588ヘクタールの森林が対象となる。光合成することで吸収するCO2の量は計1万6400トン、クレジットの総額は1億円程度を見込む。全国森林組合連合会によれば、香川県で初の森林由来J—クレジットだという。
22日、協定締結式がまんのう町で開かれた。大倉工業の福田英司社長は「(事業としても)環境貢献事業に注力していくべきだと考えている」といい、「こういった取り組みを中長期で続けていきたい」と語った。
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