ダイキンやパナソニックは既設エアコンのリサイクル料金を引き下げる

ダイキン工業は24日、家庭用エアコンのリサイクル料金を2026年2月1日に990円から550円に引き下げると発表した。リサイクル工程における処理を効率化できたためとしている。パナソニックも解体作業や冷媒の回収作業などを効率化できたとして、同額に引き下げる。

エアコンは冷蔵庫や洗濯機、テレビと並び家電リサイクル法によってメーカーが回収してリサイクルすることが義務付けられている。メーカーはリサイクル料金を請求できるものの、適正な原価を上回ってはいけないと同法で規定されている。リサイクルにかかる費用が低減できた場合は、料金の引き下げが求められる。

ダイキンは2024年度に約55万6000台の家庭用エアコンを処理したという。解体などを経て鉄や銅、アルミなどを再利用している。国内の家庭用エアコンはダイキンが市場シェア首位で、三菱電機とパナソニックが続く。

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