
サッポロホールディングス(HD)は24日、酒類事業会社のサッポロビールを吸収合併し商号を「サッポロビール」に変更すると発表した。2026年7月1日を予定する。純粋持ち株会社体制を改め、酒類事業を中核とする事業持ち株会社へ移行する。
26年3月に開く定時株主総会を経て正式決定する。サッポロHDは03年に純粋持ち株会社に移行し、酒類、飲料、不動産、外食の各事業を独立させて経営してきた。国内市場が縮小しているほか、近年は海外メーカーとの競争も激化している。事業運営と経営判断をより一体化させ迅速に判断する体制を整える。
24日に不動産事業を投資ファンド米KKRとアジア系のPAGが組む陣営に売却すると発表した。今後は酒類事業を中核に据える。サッポロHDは「完全子会社との合併のため、連結業績への影響は軽微」としている。
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