関西経済同友会は25日、次期代表幹事にJR西日本会長の長谷川一明氏(68)が内定したと発表した。2005年の福知山線脱線事故後、JR西出身者が関西財界トップに就任するのは初めて。大林組副社長の永井靖二氏(67)の後任となる。記者会見した長谷川氏は「会員の知恵を結集して、関西の新しい経済社会につながる革新的なメッセージを出せたら」と述べた。
長谷川氏は三重県出身。19年12月にJR西社長に就き、新型コロナウイルス禍後の業績立て直しや北陸新幹線の敦賀延伸などを主導した。25年6月から会長。
関西経済同友会の代表幹事は2人体制で、1年の任期を2期務めるのが慣例だ。JR西出身は1998年から2期務めた南谷昌二郎氏(84)以来。長谷川氏は26年5月に正式就任し、2期目に入る日本生命保険副会長の三笠裕司氏(62)とペアを組む。【新宮達】
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