
クスリのアオキホールディングス(HD)は25日、最大240億円の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株式を除く)の6.32%にあたる600万株を上限に買い付ける。取得期間は26日から2026年12月25日まで。「株主還元を充実するとともに経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行するため」という。
あわせて26年5月期末に記念配40円を実施すると発表した。同社が2025年に設立40周年を迎えたため。普通配と合わせると26年5月期の年間配当は前期比42円増の56円となる。
市場区分の変更も発表した。現在上場する東証プライムからスタンダードへの移行を申請する。「中長期的成長や経営効率を優先し、より適切な市場で企業価値向上に向けた取り組みを強化する」としている。このほか名古屋証券取引所メイン市場への新規上場も申請する。東海地域の投資家の取り込みや株式の流動性向上を狙う。
25日に発表した25年6〜11月期の連結決算は、売上高が前年同期比15%増の2798億円、純利益が12%増の96億円だった。
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