
リンベル(東京・中央)は教育機関の寄付業務を運営するサービスを始めたと発表した。寄付システムの構築、返礼品の選定から寄付者への発送、決済代行までを共同開発した3社で担う。従来は教育機関が運営していた業務の負担を軽減するほか、寄付への心理的ハードルを下げることで若年層など新たな寄付者の獲得を狙う。
教育機関向け寄付プラットフォーム「GrowFunds」はリンベル、教育支援のノウハウを持つアクセスネクステージ(東京・渋谷)、決済システムのウェルネット(札幌市)の3社で開発した。各教育機関のウェブサイトに寄付ページをつくり、寄付者が品物を選択、決済し自宅に返礼品が届く。
教育機関の外部資金獲得の手段としての寄付は、寄付者数の伸び悩みや若年層の獲得に課題があった。GrowFundsでは卒業生企業の商品やオリジナルグッズを返礼品として用意することでこれまで寄付をしていなかった層に打ち出す。導入する教育機関は初期費用や保守費用がかからず、リンベルなどの運営側は寄付額に応じた手数料を教育機関側に請求する。
今後は周年事業や新校舎完成などに合わせた大規模寄付キャンペーンの実施なども目指す。
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