ウェザーニューズが26日発表した2025年6〜11月期の連結決算は純利益が前年同期比44%増の16億円だった。人工知能(AI)活用など業務効率化が寄与した。同日、26年2月28日を基準日として1株を2株に分割すると発表した。石橋知博社長は決算説明会で「個人株主を増やし株式の流動性を高める」と説明した。
創業40周年の記念配当も実施する。株式分割前の換算で60〜70円程度を見込む。営業利益率20%以上という中期経営計画の目標に向けて順調に進捗していることも踏まえたという。
売上高は5%増の121億円、営業利益は35%増の22億円だった。法人向け気象情報サービス「WxTech(ウェザーテック)」の契約は約150社増え、サブスクリプション収入も増加した。各業界に特化した気象情報の提供が奏功した。個人向けは気象アプリの利用者やインターネット気象番組の視聴者が増え、広告収入も伸びた。
26年5月期通期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比6%増の250億円、純利益は12%増の35億円を見込む。
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