崎陽軒で販売数の多い「シウマイ弁当」は110円の値上げとなる(同社提供)

崎陽軒(横浜市)は26日、名物「シウマイ」や弁当類など123品目を2026年2月に値上げすると発表した。「シウマイ弁当」は1070円から110円値上げし、1180円とする。値上げは25年2月以来1年ぶりとなる。原材料費の比重が高いコメや干し貝柱などの価格上昇に加え、人手不足や包装資材の高騰が理由という。

「昔ながらのシウマイ(15個入り)」は700円から740円にする。レギュラー商品147品目のうち「売上高ベースで9割にあたる商品の価格を見直す」(同社)。全商品でみると平均7.9%の上昇になるという。25年2月のほか、22年10月と23年10月にもそれぞれ価格を改定し、同社の決算ベースで4期連続の価格見直しになる。

同社は今回の価格改定について「コメ価格の動向を見極め、12月に入って最終的に判断した」という。工場の省人化や物流ルートの見直しにも取り組んでおり「品質維持と製品の安定供給のため、今後も企業努力を続ける」(同)としている。

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