休業中のホテルニュー大新の玄関前で記者の質問に答える女性社長=千葉県銚子市で2025年12月26日午後3時51分、近藤卓資撮影

 千葉県銚子市の宿泊施設「ホテルニュー大新」「大新旅館」が休業状態になっている問題で、両施設を運営する株式会社大新の女性社長が26日、銚子市を訪れて報道陣の取材に応じ、「ご迷惑をお掛けして、申し訳ございません」と謝罪した。

 社長はこの日、銚子市役所を訪れ、両施設に予約済みの宿泊客について、市観光協会に代替宿泊先の案内を依頼したという。その後、ホテルニュー大新の前で取材に答えたが、サングラスとマスクを身につけたままで、自身の氏名などは個人情報保護を理由に明かさなかった。

 社長は今回の騒動について「連絡が遅れていた」と釈明。社長の説明によると、2024年6月に両施設の経営権を取得し、大規模リフォームのため大新旅館は今年8月から、ホテルニュー大新は10月から休業した。だがウェブサイトは「前のオーナーが管理していた」ため、予約可能な状態が続いたという。

 休業とともに従業員が離職したとも指摘されており、管理の不行き届きがあったことは認めたが、両施設とも今後は再開する方針だと強調した。

【近藤卓資】

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