武田薬品工業は血液疾患の治療薬「ルスフェルチド」を米食品医薬品局(FDA)に承認申請したと発表した。創薬した米バイオ企業のプロタゴニスト・セラピューティクスと共同で発表した。FDAから優先的に審査を受けられる「ファストトラック」の指定を受けている。
ルスフェルチドは、赤血球が過剰に増殖し血栓症などを引き起こす「真性多血症」という疾患の薬。臨床試験(治験)では血液を抜き取る治療「瀉血(しゃけつ)」の回数の減少など、主要な評価項目と副次的な評価項目をすべて達成した。
武田薬品は2024年にプロタゴニストと協定を締結し、ルスフェルチドについて米国での利益を分配し、その他の全世界で商業化する権利を取得していた。プロタゴニストは分配についてオプトアウト(離脱)する権利があり、行使した場合最大4億ドル(約600億円)と全世界売上高に対する14〜29%のロイヤルティーなどを受け取る。
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