「象印銀白おにぎり京橋店」(27日、大阪市都島区)

象印マホービンは9月1日、大阪市内の京橋駅前の商業施設「コムズガーデン」に、おにぎり専門店「象印銀白おにぎり」をオープンする。2022年の阪神梅田本店内に続く2店舗目で、初となるイートインスペースを設ける。同社の最上位モデルの炊飯器「炎舞炊き」で炊いたごはんのメニューを味わうことができる。

オープンに先立って8月27日、報道陣に公開した。最適なモードで炊飯したおにぎりの他、豚汁と卵蒸しをセットとした定食や弁当も提供する。クリームチーズとめんたいこを組み合わせた具のおにぎりなどイートイン限定メニューもある。

イートイン限定メニューの「クリチ×めんたい」(左)と「塩麹漬け卵黄×鶏そぼろ」(右)

おにぎり店は22年にテイクアウト専門で出店した。作りたてや座りながらの飲食の要望があり、イートインスペースを設けることにした。象印の造田英治経営企画部長は「中食と外食の中間の位置づけとして、気軽に利用してもらいたい」と話した。大阪・関西万博でも、世界各国の料理を具にしたおにぎりを提供している。

象印は16年に外食事業に参入した。東京や大阪でレストラン「象印食堂」や弁当店「象印銀白弁当」などを展開している。中期経営計画では、外食事業を成長の柱として掲げ、25年11月期の外食事業の売上高は19年11月期比3倍超の約5億4千万円を見込む。28年11月期までにおにぎり店を含めて10店舗に増やし、売上高を10億円にする目標を立てている。

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