温度センサー大手の芝浦電子は9日、同社が13日付で上場廃止になると発表した。台湾電子部品大手の国巨(ヤゲオ)の完全子会社となる。25年2月にヤゲオが芝浦電子に対する同意なきTOB(株式公開買い付け)を発表してから、約1年にわたる買収劇が幕を閉じた。

芝浦電子は温度センサーの「サーミスタ」で世界トップのシェアを誇る電子部品会社。同社のTOBを巡ってはミネベアミツミがホワイトナイト(友好的な買収者)として名乗り出たほか、外為法上の承認を得る審査が長期化した。

ミネベアミツミが価格の引き上げ合戦でヤゲオに敗退した後は、芝浦電子もヤゲオのTOBに賛同を表明した。ヤゲオはTOB成立に必要な過半の応募を集め、25年10月に買収が成立した。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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