手掛けたコメをPRする生徒たち=山形県鶴岡市で2026年1月8日午後3時4分、長南里香撮影

 山形県で開かれた「日本一おいしい米コンテスト」で優勝した同県鶴岡市の庄内農業高が育てたコメが7日、同市のふるさと納税の返礼品に加わった。生徒たちは「甘くてほどよい粘りの自信作」とPR。コメ作りでの学びを通じて地域に恩返ししようという熱い思いを込める。

 返礼品は2025年産「ミルキークイーン」(1等米3キロ)精米1袋で、寄付額は8000円。市は限定100袋でポータルサイト「ふるさとチョイス」で申し込みを受け付けている。

 同校は21年に農産物の安全性を証明する制度「JGAP」の認証を受けており、生徒はコメ作りの品質管理から流通までを実践的に学んでいる。食料生産科の1~3年生37人が実習田4・8ヘクタールで5品種の田植えや稲刈り、乾燥調整まで丹精込めて行う。

 昨年11月に同県庄内町であった日本一おいしい米コンテストの高校生部門に「つや姫」を出品し、全国38校の頂点に輝いた。今回の返礼品のミルキークイーンもつや姫同様に、収穫量を抑えて食味を重視する独自の技術を凝らし、指導にあたった佐竹正浩教諭は「甘みが強く例年以上の出来」と高く評価する。

 2年の安藤空翔(かいと)さん(17)は「真夏の炎天下での除草がきつかった分だけ、おいしいと言ってくれる人たちの声を聞いた喜びは大きい。ぜひ食べてみてほしい」と話す。

 また、農家に生まれて父の手伝いをしているという菅原宏巴(こうは)さん(17)は知名度を上げるきっかけになると喜び「父をスマート技術の導入で手助けしていきたい」と語り、コメ作りを未来につなぐためにこれからも勉強を続けると意気込んでいる。【長南里香】

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