西武新宿線のターミナル駅「本川越駅」(埼玉県川越市)の駅ビル商業施設「西武本川越ペペ」が13日、34年あまりの営業を終了し、「お別れ式典」が行われた。長年施設に親しんできた来店客らが閉店を惜しんだ。
午後8時の営業終了後、施設中央口にテナントスタッフやペペ関係者が集合。施設の浜添裕子支配人は「長年にわたりご愛顧下さいましたお客様、すべての皆さまに従業員を代表して感謝申し上げます」とあいさつした。
ペペは、市の観光の玄関口として利用客が多い本川越駅に直結。1991年9月に開業し、地下1階から地上5階までの28メートルの吹き抜け空間「アトリウム」や、イベントホール「ペペホール・アトラス」を備えた。
若者向けのフアッション専門テナントが集まった施設としてスタートし、当時は114店舗が入った。最後は食料品スーパー、衣料、雑貨、書店など50店舗が営業していた。
写真を撮りに来た狭山市の主婦(44)は「10歳の時にペペができた。思い出深く、とても寂しい。実家が近く、両親が食料品などを買っていたので、これから困る」と話した。
今後は再開発検討
施設を運営・管理する西武不動産(東京都豊島区)は、営業終了の一因に施設の著しい老朽化を挙げる。今後については「駅のポテンシャルを最大限に発揮できるよう、建て替えを含めて再開発を検討している」と説明している。【仲村隆】
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