歌舞伎公演に来る新規客が増えている

松竹は14日、26年2月期の連結最終損益が50億円の黒字(前期は6億6400万円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想を10億円上回る。「国宝」のヒットが追い風となり、歌舞伎公演を中心とした演劇事業が好調だった。他社配給作品で大型ヒットが相次いだ映画興行も好調だった。

売上高は前期比16%増の970億円と従来予想を据え置いた。営業利益は3.3倍の55億円を見込む。従来予想は2.6倍の43億円だった。

歌舞伎公演は演目のラインアップ強化など個人客の取り込み策を実施した。26年2月期通期のセグメント損益では6年ぶりの黒字を見込む。

同社の推計によると、7月以降に新規客約2万人が歌舞伎座(東京・中央)に来場したという。小山卓上席執行役員は「7〜10月の合計では新規客を含めて前年同期比1.3倍の来場があった。新たなファンのつなぎとめが重要だ」と話した。

同日発表した25年3~11月期の連結決算の売上高は前年同期比26%増の747億円、最終損益は49億円の黒字(前年同期は10億円の赤字)だった。純利益の通期予想に対する進捗率は99%に達する。12~2月期に映画の興行や配給など映像関連事業の落ち込みが予想されることや、不動産事業における修繕費などが膨らむことを踏まえたという。

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