
【ニューヨーク=竹内弘文】米金融大手モルガン・スタンレーが15日発表した2025年10〜12月期決算は、純利益が前年同期比18%増の43億9700万ドル(約7000億円)となった。M&A(合併・買収)助言や債券引き受け、富裕層向け資産運用が好調だった。
1株利益は2.68ドルで、ファクトセット集計の市場予想(2.43ドル)を上回った。モルガン・スタンレー株は15日の時間外取引で前日終値より2%程度上昇する場面があった。
事業会社の売上高に相当する純営業収益は前年同期比10%増の178億9000万ドルだった。
投資銀行とトレーディングを含む、法人・機関投資家向け証券部門の収益は9%増の79億3100万ドルだった。部門収益を押し上げたのはM&A助言で45%増の11億3300万ドル。金融環境の好転に伴い大型のM&Aが増加傾向にあり、助言収入が膨らんだ。
債券引き受けに関わる収益も93%増の7億8500万ドルと伸びが目立つ。人工知能(AI)データセンター建造計画のため米投資会社ブルー・アウル・キャピタル系の企業が発行した約270億ドルの社債発行でモルガン・スタンレーは主幹事を務めた。
世界的に株高傾向が続いたことで株式のトレーディング収益も10%増の36億6600億ドルとなった。
富裕層向けの資産運用を手掛けるウェルスマネジメント部門の収益は13%増の84億2900万ドルだった。株高により資金流入が続き、期中には新たに1223億ドルの運用を受託した。年金基金や事業法人向けの資産運用部門の収益は5%増の17億2000万ドルだった。
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