暑さに強い米の新品種「ひなた舞」の名称を発表した宮崎県の河野俊嗣知事=宮崎市の宮崎県庁で2026年1月14日午前11時4分、下薗和仁撮影

 宮崎県が開発した暑さに強い米の新品種「南海189号」の名称が「ひなた舞(まい)」に決定した。県内の普通期水稲の作付け地域で栽培を推進し、2027年産から本格販売を始め、30年までに作付け面積を全体の1割へ増やす方針だ。

 県によると、同県の主力品種「ヒノヒカリ」の品質が温暖化の影響で不安定化の恐れが出てきたことを受け、県総合農業試験場では高温でも品質や食味が優れた新品種の育成に11年から取り組み、南海189号の開発にこぎつけた。

新品種「ひなた舞」の稲=宮崎県提供

 ヒノヒカリに比べ、高温での品質低下が少ない▽収穫量が1割程度多い▽食味は同程度で優れている――などの特徴があるとしている。25年9月に国へ品種登録を出願し、26年1月6日に受理された。

 また、「ひなた舞」の名称は全国公募で応募のあった4035件から庁外メンバーを含む予備審査を経て、品種名検討委員会で決定した。「舞い上がるほどのおいしさや、米粒が立って舞っている様子のイメージ」「音の響きが良く、米と舞をかけられる」「神楽が連想され、宮崎らしい打ち出しができる」などが理由という。

 14日の定例記者会見で名称を発表した河野俊嗣知事は「今後の本県の稲作の中心を担っていく品種になっていくことを期待している」と述べた。【下薗和仁】

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