
東京電力ホールディングスは17日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)6号機の再稼働に向けた試験中、制御棒の操作に誤りがあった際に作動するはずの警報が出ない不具合が見つかったと発表した。予定する20日の再稼働がずれ込む可能性もある。
東京電力は再稼働への影響を「調査中」としている。今後、詳細を確認する。
制御棒は、燃料の核分裂反応を抑える装置で、205本ある。1本引き抜いた状態で他の制御棒を引き抜こうとすると出るはずの警報が出なかった。警報が出なかった理由や引き抜きを防ぐ機能が実際には働いているのかどうかを確認する必要がある。
現在は制御棒をすべて元の位置に戻し、引き抜き操作ができないよう制御棒の電源を切っている。
2本以上制御棒が抜けると、核分裂反応が連続する「臨界」が予期せず始まり、原子炉温度が想定以上に上昇するリスクがあることから、こうした運転をしないよう制限がかかっているという。
【関連記事】
- ・混乱絶えぬ電事連会長人事 再稼働機運下の浜岡原発不正「痛恨の極み」
- ・柏崎刈羽原発の冷却設備など最終検査 東電、2月26日から営業運転へ
- ・東京電力、1月20日に柏崎刈羽原発6号機再稼働 規制委に申請
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。