全交流電源喪失を想定した訓練に参加する東電社員(2025年12月、新潟県)=共同

東京電力ホールディングスは19日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)6号機で20日に予定していた再稼働を延期する方針を固めた。17日に発生した制御棒制御に関わるトラブルの影響などを慎重に見極めるもよう。再稼働日は精査して今後決めるとみられる。

東電の6号機には燃料の核分裂反応を抑える制御棒が205本ある。17日の試験中、1本引き抜いた状態で他の制御棒を引き抜こうとすると本来は出るはずの警報が出なかった。2本以上制御棒が抜けると、原子炉温度が想定以上に上昇する恐れがある。

トラブルの原因は制御棒の不用意な引き抜きを防ぐ機能の設定ミスであったと18日に発表していた。原因の特定へ制御棒をすべて元の位置に戻して制御棒の電源を切って調査したことなどから、従来予定していた再稼働前の試験に遅れが出た。

柏崎刈羽原発を巡っては2025年12月下旬に6、7号機の再稼働への地元同意手続きが完了した。東電は25年12月24日に6号機について、原子力規制委員会へ設備の最終チェックにあたる「使用前確認」を申請、26年1月20日に再稼働する予定を示していた。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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