農機販売などを手がける唐沢農機サービス(長野県東御市)は2025年に事業継承した県内の居酒屋で就活生の「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」支援を始めた。学生アルバイトによる店舗での課題発見や解決策の企画、実行を同社が支援し、最終的には就職活動でも提示できるような証明書も提供する。飲食や人事部門の社員が学生を支えつつ、店舗の売上拡大やブランディングにもつなげる。

長野県上田市にある「大衆酒場食堂Nakamura」はJR上田駅に近く、学生のバイトも多い。まずは在籍中の学生を対象に試験的に3カ月間で実施する。店長や飲食部門の社員が定期的に学生と面談して企画を磨き上げる。論理的思考や数値管理などのノウハウも教えつつ、学生の行動評価によって時給も引き上げる。

結果だけでなく、行動量や失敗した際のリカバリー力なども重視しており、面談などでの自己アピールにも役立ててもらう。活動実績証明書では課題抽出や行動、結果などを体系的にまとめる予定だ。

バイトやサークルなどガクチカが他の学生と類似してしまうという悩みは多い。飲食店のバイトは決められた業務内容も多く、自分の持ち味を表現したり客観的な成果を示したりすることが難しい場合もある。企業が全面的に協力することで、学生の取り組みの成果や行動を客観的に評価する。

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