駐機中の全日空機=米田堅持撮影

 全日本空輸(ANA)は20日、静岡空港を発着する2路線を9月末で休止すると発表した。両路線は客単価が比較的低く、2009年の就航以来、営業赤字が続いていた。近年は燃料費や整備費の上昇などで利益率が急低下していた。ANA静岡支店は営業拠点として存続する。

 廃止されるのは静岡―新千歳線と静岡―沖縄線で、それぞれ毎日1往復を運航している。ANA静岡支店によると、ピーク時の2019年には両路線合わせて15万人以上が利用したが、近年は約11万人にとどまっていた。搭乗率も50~60%台に低迷していた。

 鈴木康友知事は「ANAの判断は極めて残念」とコメント。県空港振興課は20日、記者会見し、ベトナムの格安航空会社「ベトジェットエア」が4月28日から静岡―ハノイ線(週3往復)を新たに定期路線として開設することを発表。訪日客の需要をつかむなどして空港利用客の増加を目指すとしている。【太田圭介】

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