
モスフードサービスは21日、「モスバーガー」店舗のドライブスルーで人工知能(AI)が来店客の音声を認識して注文を受けるシステムの実証実験を始めたと発表した。2027年3月末までに導入店舗数を5店程度に増やす。注文対応を省人化し、店内の配膳など接客サービスに人員を振り向ける。
モスバーガー吉川美南店(埼玉県吉川市)で、25年12月に実証実験を始めた。省人化ロボットなどを手掛けるNew Innovations(ニューイノベーションズ、東京・江東)が開発したシステムを用いる。レジ入力やエラー発生時はスタッフが対応する。モスによると国内のファストフードチェーンでドライブスルーにAIを採用するのは初めて。
実証実験ではマイクやスピーカーといった機器と音声でやりとりできるAIが一体となったシステムを使う。周囲に車のエンジン音といった雑音が発生しても聞き取りやすい設計にした。客がマイクに向かって注文を伝え、AIが音声を聞き取る。AIは注文内容の確認も担い、販売できないメニューも案内する。
21日の説明会で、モスフードの浜崎真一郎ストアイノベーション室長は「ドライブスルーでのAI採用を皮切りに、モス店舗の運営を進化させていきたい」と説明した。将来的には来店客が設定したカロリーの範囲内でAIがメニューを組み立てるといったサービスの提供も視野に入れる。
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