
テルモは21日、血液検査に使う真空採血管を発売したと発表した。蛇の毒由来の薬剤を使い血液が凝固する時間を約5分に短縮できる。より早く検査に回せるようになり、外来患者の待ち時間短縮や医療従事者の負担軽減につながる。
たんぱくやコレステロールといった検査項目では、血液が固まったあとの上澄みを使う。一般的な採血管では固まるまでに30分かかるケースがあり、凝固が不十分な場合には不純物の除去に手間がかっていた。素早く確実に固めることでこうした負担をなくす。価格は1箱100本入りで税抜き9996円から。医療機関向けに販売する。
特徴は蛇から採取される成分を元にした血液凝固剤「ラップクロット」だ。オーストラリアのスタートアップが手掛ける遺伝子操作技術により、大量生産できるようになった。これまで使われてきた薬剤も蛇由来だが、採取量に限りがあり安定供給が課題となっていた。
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